神奈川県横浜市中区南東部に位置する本牧町。
元々は「ベイサイド・コード」と呼ばれる在日アメリカ海軍の住宅街であり、当時はフェンスで囲われ関係者以外立ち入り禁止エリアでした。
1982年に返還され、その後再開発を経て現在の本牧町があります。
そして再開発の一環で建設された「マイカル本牧」(現イオン本牧店)がゴーストタウンと話題になっています。
この記事では、本牧町の歴史や見どころ、安全に探索するための注意点を詳しく解説します。
マイカル本牧について
マイカル本牧の基本情報
マイカル本牧の基本情報 | |
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名称 | マイカル本牧(現イオン本牧店) |
住所 | 東神奈川県横浜市中区本牧原7番1号 |
開業日 | 1989年4月30日 (2011年3月1日にイオン本牧店に名称変更) |
アクセス | ・首都湾岸線 本牧ふ頭出入り口 東行き入口から車で4分 ・JR山手駅から徒歩35分 |
最寄り駅はJR山手駅ですが、徒歩35分と非常に遠いです。
本牧まで電車を引く計画が何度も上がっていたようですが、実現されることはなかったようです。
公共交通機関はバスのみとなっています。
マイカル本牧はスペインをイメージして建設されており、近隣の道路もそれに合わせてイスパニア通りと命名されています。
建物はベージュをベースにしており、どこか洋風のようなお城風ようなイメージが湧いてくる造りになっていますね。
歴史と発展の背景
1982年3月31日にアメリカから日本に土地が返還された事により、新本牧地区(約8.8ha)の再開発が始まりました。
当時はアメリカ軍の基地ということで関係者以外の出入りはかなり難しかったようです。
ですが、夏には盆踊り・秋にはハロウィンなど毎年イベントが開催されており、当時日本ではなかなか手に入れることができなかったお菓子やジュースなどが売られていたようです。
そして再開発が始まるとアメリカの大型ショッピングセンターを見本として建設されたのがマイカル本牧です。
当時日本ではまだ馴染みのなかった海外をモチーフしたのはかつて本牧町が米軍の基地だったことが由来になっていたんですね。
開業後は順調に売上を上げていましたが、バブル崩壊で客足は減少や横浜高速鉄道みなとみらい線の本牧への延伸が叶わず衰退。
2011年2月28日、イオン株式会社に吸収合併され現在のイオン本牧店となりました。
現在のマイカル本牧
現在のマイカル本牧の状況は?
現地を訪れてみましたが、館内は閑散としており飲食店に家族連れが数組いる程度でした。
2011年に映画館「MOVIX本牧」も閉館しており、地元の人のみが集うショッピングセンターといった感じでしょうか。
ただ、マイカル本牧入り口付近にある噴水は水が出ていましたし、テナントも準分に入っていたので地元の方からは愛されているショッピングセンターなのでしょう。
SNSを見ていると、「一度訪れてみたかった」「ゴーストタウンって聞いたけど全然賑わってるじゃん」といった意見もありました。
SNSでの口コミや体験談
実際にマイカル本牧の口コミや体験談を見てみましょう。
マイカル本牧って、まだあるのかな⁉️
— あんにんಠ‿ಠ (@toppoa637) August 27, 2023
今更分かったけど、ゴーストタウンだったんだね😨
みなとみらい線が延伸しないと本牧がゴーストタウンになるぞ?バスだけでは厳しい。
— むーたそ(母管理) (@MutasoBot) December 28, 2023
本牧、かつて横浜に米軍住宅が並び、米兵がたくさんいた頃に賑わい、
— 今井新 (@arataimai) August 16, 2019
バブル期にはヤンキーが数多く出没し、常に賑わっていた横浜の町ですが、バブル崩壊以降は若者が消え失せ、半ばゴーストタウンと化しています https://t.co/Ei6OnQ0vAj
いままで、デカイ建物を建てすぎたと思います、
— jun@everming.aizu (@QBi389) April 1, 2019
マイカル本牧も閉めたらゴーストタウン化していましたからね😨
私も15年くらい前からにマイカル本牧のスポーツクラブに月1で仕事していました、まだ映画館はありましたけどね、
マイカル本牧がゴーストタウン化した理由
理由1:利便性が悪いから
ゴーストタウン化した1つ目の理由は利便性の悪さです。
横浜高速鉄道みなとみらい線の本牧への延伸計画があったようですが採算が合わず中止。
現在の交通手段はバスか自家用車とアクセスの悪さから客足が減少していったようです。
理由2:みなとみらいに客足を取られたから
ゴーストタウン化した2つ目の理由はみなとみらいが観光地して台頭したからです。
1993年に横浜ランドマークタワーが完成、横浜市の再開発エリアとして横浜みなとみらい21が観光地して人気化しました。
みなとみらいの利便性の良さ、ショッピングや遊園地・グルメなど1か所で全てが完結する便利さからマイカル本牧は徐々に衰退していったようです。
本牧町の魅力を語る
本牧がゴーストタウン化したとこれまで紹介してきましたが、実は本牧町にも魅力はたくさんあるのでご紹介していきますね。
魅力1:歴史ある写真スポットがたくさん
おすすめ写真スポット
- 三溪園
- 根岸競馬場一等観覧席跡
- 根岸なつかし公園 旧柳下邸
国指定名勝の「三溪園」は観光客から人気の観光スポットです。
4月には三重塔を背景に満開の桜と池が写った最高の写真を撮影することができます。
根岸競馬場一等観覧席跡は閉業した根岸競馬場の遺産で一等観覧席の建物のみが残っています。
日本初の洋式競馬場として知られる根岸競馬場ですが、ヨーロッパのお城のような遺構で独特な世界に吸い込まれるような感じになりおすすめしたい写真スポットです。
魅力2:アメリカンなお店が立ち並ぶ
おすすめのアメリカンなお店
- MOONEYES AREA-1
- BOOGIE CAFE
- ゴールデンカップ
車好き&アメリカンなグッズが好きな方はぜひ行ってほしいお店、MOONEYES AREA-1。
店前には「あ、アメリカの映画で見たことある車だ!」ってなる車がずらりと並んでいます。
カー用品はもちろん、グッズにレストラン・カフェも併設されているため、ぜひ行ってみてください。
現在もレストラン・ライブハウスとして営業を続けているゴールデンカップ。
当時は若い米兵たちは黒人が多く、小瓶のビールを浴びるようにラッパ飲みをしてフロアで踊っていたようです。
現在はゆっくりと食事を楽しめるようになっていますが、どこか日本ではないような、タイムスリップしたような非日常を味わうことができるお店です。
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本牧町(横浜市)のふるさと納税返礼品おすすめ3選
第1位:崎陽軒の真空パックシウマイ(15個入×4箱 9,000円)
駅弁「シウマイ弁当」でも大人気の崎陽軒のシウマイ。
楽天でも評価4.9と横浜市のふるさと納税返礼品ダントツの人気を誇っています。
自宅でもあの美味しいシウマイを味わいたいという方はぜひ!
第2位:燻製ミックスナッツ(6パック 13,000円)
程よく香る燻製、ちょうどいい塩っ気でお酒が止まらなくなる一品。
ナッツは高カロリーで脂質の高いため、食べ過ぎには注意ですよ・・・
第3位:横浜中華街 状元樓のお食事券(15,000円)
横浜中華街でも人気店の「状元樓」のお食事券。
本牧町を訪れた帰りでも中華街で大事な人と食事を取って帰るプランなんてどうでしょうか。
本牧町観光のおすすめプラン
本牧町は公共交通機関がバスのみのため、レンタカーなど車で移動することをおすすめします。
みなとみらいや横浜中華街から「三溪園」までは車で15分ほどです。
宿泊する場合はみなとみらい、横浜中華街付近のホテルを取り、ディナーはみなとみらい近辺で取るのがベストでしょう。
横浜中華街で食事する場合はぜひふるさと納税から「状元樓」の食事券を購入してから行ってみてくださいね。
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